hayabusashnn2002のブログ

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意見文:何故GODとI(私)は大文字で書くのか?

お久しぶりですっ!!!

 1ヶ月以上更新が止まっていたSHNNです、遅くなって申し訳ありません...

 そろそろ韓国に短期留学で行くのでハングルや一年間の数学やフランス語の総復習とかやらなきゃやらなきゃと思って結局やってないです。

 また、暇なときにずっと今回のテーマを考えていたからってのも更新が遅かった理由になるかと...(いやならない)

 

 

 

 さて、今回はこんなテーマです。

 

何故英語でGODとI(私)は大文字で書くのか?

 

 これは、かの有名なアメリカのケンブリッジ大学の東洋研究学部(向こうで学部という呼び方をするか分かりませんがとりあえず学部と表記しておきます)の入試問題です。

 

 なぜいきなりこんな問題を考えるようになったかというと、現代文の先生がこれを授業で取り上げたからです笑

 つまり完全に筆者の生活からテーマが決まってます笑

 「世界一考えさせられる入試問題」という本に載っているので、良かったら読んでみて下さい!

 

今回は、私が1ヶ月の間考えて浮かんだいくつかの答え(また授業で取り扱った答え)などを書いていこうと思います。

 

1.絶対性という意識がはたらくから

 

 これは私がこの問題を聞いてすぐ浮かんだ答えです。

 「自分」という存在と「神」という存在は絶対性を置くことが出来るから、という考えです。

まず「I」から考えましょう。

 言われるまでも無思いますが、自分のことというのは全て自分で決められますよね。いと

「朝ごはんを食べるということを選択する」

二度寝するということを選択する」

「遊ぶということを選択する」

「何を学ぶか選択する」

といった具合にです。

もしかしたら、

「他人に指図されて行う行動は自分で決めていないじゃないか」

と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、極論を言えばそれは

「他人の言うことを聞くということ」

を自分で選択したことになるので、これも自分で決めていることになります。

 自分の行動、思想、その他あらゆる自分のことについては、自分で選択したり考えたりしているので、

「自分」に絶対性を置くことが出来る

と言えると思います。

では次に「GOD」についてです。

 日本という様々な宗教から文化を取り入れている国ではなかなか理解するのは難しいですが、一神教の国々では「聖書」や「コーラン」などのいわゆる「神の言葉」があらゆる行動規範に大きく関わっています。

 日本と違って何人も神様がいるのではなく、一人の神様を信仰するので神の人々に対する影響力というものはすごく大きくなり、よって神にも絶対性を置くようになります。

 一方SheやHe、また自分を含めたWeなどが何故文頭でないときは小文字になるのかというと、それは絶対性が存在しないからです。

 彼、彼女、そして私達(自分以外の)は何を考えているか、何をするかなどに制限はかけられないので、絶対性という意識はもたらされません。

 

2.客観視の象徴

 客観視の象徴とはどういう意味でしょうか。それを理解するためには日本語、そして漢字文化圏の特徴を理解する必要があります。

 日本という国では、一つの概念に対していろいろな言葉を使います。

 例えば、同じ雨でも「雨」「小雨」「霧雨」などなど色々です。

 しかし、欧米ではただ「Rain」で終わりです。強いて言うなら、その前に就職語句をつけて情報量を増やす程度です。

 さらに、漢字文化圏では新しい概念を表現しようとしたときに、漢字を新しく作り出してその概念を表現します。

 例えば、「峠」という漢字は中国から伝わった漢字ではなく、日本人が作りだした漢字と言われています。

 これを前提に考えていきましょう。

これもまず「I」から考えましょう

 「I」という単語を日本語で表そうとするとは色々な言い方が出てきます。

「私」「俺」「うち」「自分」などです。

 ここで注目してもらいたいのは、「自分」という言い方です。

 誰かが自己紹介などで話しているときに

「自分は〜」などと話すことがたまにありますよね。この一人称のことを「自分」と表すと「俺」や「私」などと違って少し自分自身のことを客観視している目線になっているのが分かりますか?

 自分の意思などを伝えるのではなく、客観的に見た事実を伝えようとしている感じです。様々な意味がありますが、その中でこれが「I」という単語が持つ客観性です。

「GOD」についてはどう言えるでしょうか?

 1つ目の答えでも言ったように、欧米において神という存在はあらゆることに関して全知全能です。

 つまり、人々の上から神が見下ろしている感じといったら伝わるでしょうか。

 これを言い換えると、神という存在は人々のあらゆる行動、思想を上から見下ろしている、つまり客観視できる存在と言えます。

 これが「GOD」という存在の客観性です。

 

 正直2つ目よりも最初の答えについて考えている時間が長かったので、少し文章としては2つ目が薄くなってしまいました...

 

 しかし、2つ目の答えには、これが答えになりうる確かな根拠というものがあります。

 

それは、この問題を出題している学部が「東洋研究学部」であるということです。

 今回、この2つ目の答えを考えていくときに前提知識として漢字文化圏、そして東洋の代表的な国、日本の言葉についての特徴を知っていることがありました。

 大学入試とはその学部に入る生徒への「これからこういうことを学ぶんだよ」という手紙とも言われています。

 この答えを出せる人というのは、本当に東洋研究に興味を持つ生徒ではないでしょうか。

 

 

さて、今回はこんな感じで大学入試問題について考えてみました。

みなさんは今回の問いにどのような答えを出しますか?

模範解答はありません。自由な発想を膨らまして考えてくださいね!

 

 

 

 

 

意見文:「学歴社会日本」の弊害とは?

今回は、大学附属の高校に通って分かった私が思う学歴社会の弊害を書いていきたいと思います。

学問などではなく個人の意見なので、あまり固く思わず、さらっと読んでいただけるとありがたいてす。

 

「大学に受かること」の目的化

近年、大学の定数厳格化や大学入試制度改革(センター試験撤廃)などが話題になっていますね。

ところで、もしあなたが大学の入試を受ける際に、「大学の名前」と「何を学ぶか」をどちらを優先させますか?

「どうせ大学で学ぶことなんて何でもいいから、それよりも大学のネームバリューだ」

と考える人も多いのではないかと私は思います。

その証拠に、早稲田大学の文系学部の入試は全て違う日程で行われます。

大学側も自分らのネームバリューが大事にされてることを意識していることがここから分かるのではないでしょうか。

しかし、これでは「大学に入ること」が目的になり、「大学で何を学ぶか」を重要に考えない人が増えてしまいます。

もちろん大学で学んだことを生かして働いている方もたくさんいらっしゃいますし、全員がそうとは言いません。

しかしながら、大学で学んだことを使わない会社だとしてもいわゆる一流企業はあります。

また、サークルや飲み会、バイト、趣味などに明け暮れる大学生が少なくないことはみなさんご存じであると思います。

この影響は附属校にも見られます。

実際に私の周りの生徒が大学受験をしたとして、全員が合格できるかというと私を含め難しいところがあります。(カリキュラムの違いなどももちろんありますが。)

やはり、大学確定だからいいやという雰囲気が流れているというのが大きいと思います。

私たちがやるべきこととは

これからAIが発達していき、今までよりもさらに就職難が強くなっていくと私は考えています。

そこでここからは、私が高校の友達と話し見えてきた本来の私たちのあるべき姿、大学でやった方がいいことなどを書いていきます。

まず、大学には「その学問を学ぶために行っている」という大前提があります。

なので、大学での授業を理解することだけでなくそれだけでなく授業外で何をしてきて何を学んできたのかが大事になると思います。

例えば、法学+第二外国語とか、商学+福祉とか(大学に通ったことがないので上手く言えませんが。)です。一つのことを出来る人はたくさんいても、それ+何かを持っている人は一気に少なくなります。そしてそれが武器になっていくと私は思います。

 

皆さんも、大学でみんなが学ぶことだけでなく、さらに他のことも学ぶ姿勢を持って大学に入ってみてはいかがでしょうか。

きっと、自分の武器になると思いますよ!

 

 

 

 

経済学:債券価格と金利の関係(2)

お待たせしました!(2)です!

(2)では、実際に債権の期限を無限として例を挙げて考えていき、債券価格と金利の関係について紐解いていきたいと思います!

1年後の1000円の価値

ここから、実際に債権の期限を無限として例を挙げて考えていきましょう

保有者に債権の保有の義務はなく、好きなときに売却できるとします。そして1年ごとに1000円の償還を受けられるものとします。

では、このときの債権の価格はどうなっていくのでしょうか?

今この債権を購入すると、1年後には1000円を受け取ることができます。

では、あなたはこの1年後の1000円は今の価値でいくらになると思いますか??

みなさん、お金の価値は変わらないから、1年後も1000円だと思いませんでしたか??

実は、これは大きな間違いなのです。

なんと、今の1000円は一年後の価値では1000円ではないのです!!

 

お金の価値が時が経つと変わる仕組み

では、実際にお金の価値が変わっていく仕組みを見ていきましょう。

何故今の1000円は来年の価値では1000円ではないのか?

それは金利があるからです。※(1)参照

もし今自分の手元にある1000円を金融機関に預けたら、来年には1000円よりちょっと金額が多くなりますよね!これが、お金の価値が変わっていく仕組みです。

来年の1000円の価値を式で表すと

1000(1+i)  (iは利子率を表す。)となります!

この式より、1年後に1000の価値になるお金は

1000/(1+i) ※(1+i)分の1000

という風になります。

整理すると、

今の1000円→1年後1000(1+i)円

今の1000/(1+i)円→1年後1000円

となります。

このように、将来の価値を、利子率などを考えて現在の価値で表したものを割引現在価値といいます。

実際に債券の価値を考える

では、この割引現在価値を使いながら債券の価値を考えていきます。

債券の価格は1年後にもらえる1000円、2年後にもらえる1000円、3年後にもらえる1000円、4年後...と将来もらえることになっている1000円全ての価値を足したものになります。

2年後にもらえる1000円の価値は割引現在価値では1000/(1+i)^2  ※^2は2乗を表す

3年後は1000/(1+i)^34年後は1000/(1+i)^4...という風になります。

こういった計算の方法を無限等比級数といいます。

この計算方法はちょっと難しいので省略しますが、気になる方はググってみてください笑

この計算の結果は1000/iとなります。

つまり、債券の価格=将来もらえることになっている1000円全ての割引現在価値は1000/i円となります。

この式から分かるように、利子率が大きくなればなるほど償還額の総額(これから償還されるお金の価値)は小さくなることが分かります。

そして、債券の価格は償還額÷利子率ということが分かります。

将来まで利子率が5%で一定だとしたら、1000÷0,05=20000なので、債券価格は20000円となります。

償還額を利子率で割ればいいのは今回のように償還期限が無限である債券に限りますが、債券価格と利子率が逆方向に動くという関係は、一般の債券にも成り立ちます。

つまり、

利子率が上がる→債券価格は下がる

利子率が下がる→債券価格は上がる

ということです。

 

さらにわかりやすく

正直、式から求めただけで少し分かりにくいと思う人がいるかと思いますので、次に私なりに考えた理解の仕方を書きたいと思います。

 

もし、世の中の銀行の金利が一斉に上がって10%になったとします。

すると、債券なんかでちまちま償還額を稼ぐより、銀行に預金して金利を受け取った方が楽だし良い!と思う人たちが増えていきます。(もちろん、金利10%の銀行など破産しそうで誰も振り込まないかもしれませんが、ここでは利益だけを考えたこととします。)

そうすると、債券の人気がなくなり、債券価格は下がっていくということです。

もちろん逆も同様に、世の中の利子率が下がれば債券で償還を得る方が良いと考える人が増えて債券価格は上がっていきます。

 

 

これが、債券価格と利子率の関係です。

ご理解していただけましたか?

自分なりに分かりやすく書いたつもりですが、、、分からないところがあったらご指摘よろしくお願いします。

それでは、お疲れ様でした!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経済学:債券価格と利子率の関係(1)

ここでは、自分が初学の時に理解するのに少し苦労した債券価格と利子率の関係について考えていきたいと思います。

(1)では、まずその前提となる導入をやっていきます。

もう既にある程度基礎知識がある方は(2)から読んで頂いても十分理解できるかと思います。

 

まず債券について。

債券とは、簡単にいうと収益率とリスクが少ない株のようなものです。(雑ですみません。)

現金や預金のように流動性(お金をものに変える能力)はありませんが、収益率はある程度あります。また、リスクもほとんどない安全な金融資産ではないかと私は思います。

先ほどから私が何回か言っている収益性ですが、これについてまず説明を。

一般的な債券は、購入して持ってさえいれば、現在から将来にかけて一定の期間ごとにある額を受け取ることができます。これを償還と言います。

償還期限が有効な債権でよく知られているものとして、国債があります。

それを満期まで保有することで、元本にある額を上乗せした額が手に入ります。

 

次に金利について。

銀行などの金融機関にお金を預けた時にある一定機関預けると銀行からその分お礼としてのお金を受け取ることができます。これを金利といいます。

また、利子率についてもここで書いておきます。

利子率とは、その預けたお金に対してのお礼のお金(=金利)の割合のことを指します。

銀行の会社や、お金の預け方によってそれぞれ利子率は異なってきます。

 

これで導入は終わりです!

一つ一つの定義を自分なりに丁寧に解説したつもりですが、分からない単語や間違っている説明があったりしたらコメントなどでご指摘よろしくお願いします。

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、SHNNと申します。

はじめまして。SHNN(しゅん)と申します。

ALPHA MATHEMATICSさんとか市長さんに憧れてブログやってみようかと思いました。

主にここでは、

・経済学

政治学

統計学

・英語

・フランス語

・韓国語

・音楽(主にピアノなど?)

・読了した感想

など様々なジャンルで書いていきたいと思っています。

一意性が著しく低いし、自分はブログ初めてでなかなか至らないところが多くあるかと思いますが、よろしくお願いします。